歯周病って本当に怖い?意外と知らない初期症状まとめ
- 3月11日
- 読了時間: 4分
※2026年3月更新
※歯科医師監修

歯周病の初期症状(初期サイン)
・歯みがきで血が出る
・朝起きた時に口の中がネバつく
・歯ぐきが赤い、腫れている
・口臭が気になる
歯周病の症状(進行しているかも・・)
・かたいものが噛みづらい
・歯がグラグラする感じがある
・歯ぐきを押すと血や膿が出てくる
・歯ぐきが下がってきた、歯が長くなった
・ものがよくはさまるようになった
・歯が浮いたような感じがする
歯周病とは
”歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。”
(臨床歯周病学会HPより)

どうなると歯周病??
歯周病は特にその初期、”痛くない” 病気(疾患)です。
歯周病の評価は歯周ポケットと歯ぐきの出血で判断します。
歯と歯ぐきの間の溝(歯肉溝)が炎症で壊され、4mm以上の深さの”歯周ポケット”となります。炎症があると少しの刺激で歯ぐきから出血するようになります。そういった歯周病の代表的な状態の有無から歯周病かどうかを診断します。
どのくらいの人がかかっているの??
4mm以上の歯周ポケットのある人は45歳以上で半数以上、検査時に歯ぐきから出血のある人はどの年齢でも4割程度というデータがあります。
評価方法の変更もありますが、近年はほぼ横ばい、世界的にみると少し良好な方、という状況です。
歯周病の怖いところ
・初期症状を自覚しづらい
・気づかずに進行している
・歯の喪失原因1位
・糖尿病や心臓や血管などの病気と関係がある
・治りづらい、時間がかかる
予防するには??
・毎日のセルフケア
→これが一番大事!
・定期的なプロケア
→歯科医院でのプロ(歯科衛生士)によるケア
・進行の早期発見
→歯周病で失われた骨は戻ってこない
まとめ
・歯みがきで血が出る
・朝起きた時に口の中がネバつく
・歯ぐきが赤い、腫れている
・口臭が気になる
こういった初期症状に気づいたらお早めにご相談ください。
毎日のセルフケアが一番大事です。
お口の状態は全身の状態(疾患、体調など)に大きく影響を受けます。
お口の中の歯や歯ぐきの状態、全身の状態に関わる食習慣や生活習慣、これらが全て同じ人はいません。
セルフケアの方法やコツ、注意点は一人一人違います。
歯科医院でのケア時には、歯や歯ぐきをケアするだけでなく、セルフケアについてもお話しします。
症状のある方はもちろんですが、そうでない方も、かかりつけの歯科医院で継続的なフォローを受けることをおすすめします。
よくあるご質問
Q. 痛みがないのですが、歯周病の可能性はありますか?
A. はい、可能性は十分にあります。歯周病は初期段階では「痛くない」のが大きな特徴です。痛みがないまま進行し、気づいた時には重症化していることも多いため、「歯みがきで血が出る」「朝、口の中がネバつく」といった初期サインを見逃さないことが大切です。
Q. 歯周病かどうかは、どのように調べるのですか? A. 歯科医院では、主に「歯周ポケットの深さ」と「歯ぐきからの出血」で評価しています。歯と歯ぐきの間の溝が炎症によって壊され、4mm以上の深さ(歯周ポケット)になっていないか、炎症があることで少しの刺激で出血しないか、を確認して診断します。
Q. 歯周病で溶けてしまった骨は、治療すれば元に戻りますか?
A. 残念ながら、歯周病によって一度失われてしまった骨はほとんど元には戻りません。だからこそ、骨が溶け始める前に「早期発見」し、進行を食い止めることが非常に重要になります。歯周病治療の一つに”歯周病安定期治療” というものがあります。文字通り、「安定」させて「治療」していくのですが、これが一つのゴールになります。
Q. 歯周病を予防するには、どうすればいいですか?
A. 一番大切なのは「毎日のセルフケア(ご自身でのケア)」です。それに加えて、歯科医院で歯科衛生士による「定期的なプロケア」を受けることが予防の鍵となります。
Q. 自分に合った正しいセルフケアの方法がわかりません。
A. お口の状態や、食習慣・生活習慣は一人一人違います。そのため、セルフケアのコツや注意点も一人一人異なります。当院では、お口のケアはもちろん、患者さん一人一人に合ったセルフケアの方法についてもしっかりお伝えしています。お困りの際はぜひご相談ください。
参考文献
健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~ー厚生労働省(2026年3月閲覧)
歯周病とはー日本臨床歯周病学会(2026年3月閲覧)
歯周病検診マニュアル2023


